豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

仏教と人間主義

 仏教は狩猟採集時代の人間主義を奨める教えである。太田述正コラム(#4768、2011.5.25、『東京に暮らす』を読む(その3)2011.8.15公開)からURL(イタリック)とともに、上記の結論部分(太字)を貼り付ける。

 なお、人間主義とは、太田述正氏がよく使われる言葉で、「じんかんしゅぎ」と読み、人と人の関係を円滑にしていこうと努める生き方のことを意味しているように、私は感じ取っている。そのうち氏のきちんとした定義を見つけて貼り付けようと思うが、お急ぎの方はあてになさらずに、氏のブログを渉猟されたい。人は集団の中で役割があると満足する生き物だと何かで読んだ記憶がある。とくに我ら日本人はその傾向が強いと私は感じている。そんな傾向を示す典拠は示せないが。集団の中で自分の役割を果たすことで満足すること、それが人間主義じゃないかと思う。


URL:http://blog.ohtan.net/archives/52095343.html
→もちろん、ここには若干の誇張や単純化、そして理想化はあるでしょう。
 とまれ、サンソム夫人のような鋭い観察者から見ると、日本人は、(彼女自身は全くそのような総括の仕方はしていませんが、)釈迦の説いた人のあり方を文字通り実践している人々と言ってよい存在であったわけです。
 仏教というのは、何の夾雑物もない狩猟採集時代の(私の言葉で言うところの)人間主義的な生き方を奨め、かかる生き方が再びできるようになるための方法を教える世界宗教である、という趣旨のことを以前(コラム#4707で)申し上げたことを思い出してください。(太田)


 リフレーン
 集団的自衛権の行使を首相に決断させよう
 http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html


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