豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

安倍晋三が虎の尾を踏んだ

 私がよく閲覧しているブログに、村山談話踏襲に舵切ったのは、アメリカの怒りに触れたからだ、というような表現があった。安倍晋三を替えるようになるだろうともあった。アメリカの力がさらに落ちるまで、談話の変更はできないとも書いてある。敵国条項もあるから、逆らえないとのことも書かれている。


 やれやれ辛いものだねえ、属国は。


 ところが「太田述正コラム」ではけっこううまくやってるとよく評価して下さってる。私はこうして、氏のコラムにいつもほっとさせてもらっている。下に貼り付ける(太字)が、日本の属国状態がアメリカの国益も損ねているという記事もある、というところまで載せる。URL(イタリック)と書誌的事項はその直前に載せる。


URL;http://blog.ohtan.net/archives/52172073.html
太田述正コラム#6199(2013.5.11)
<皆さんとディスカッション(続x1896)>

<太田>


 それでは、その他の記事の紹介です。


 なかなかうまくやってるじゃん。↓


 「菅義偉官房長官は10日の記者会見で、アジア諸国に対する「植民地支配と侵略」について反省とおわびを表明した村山談話について「安倍内閣として侵略の事実を否定したことは今まで一度もない。(談話)全体を歴代内閣と同じように引き継ぐ」と述べた。
 ただ、菅氏は同日の衆院内閣委員会で「談話にある『侵略』『植民地支配』という言葉も受け継いでいるのか」と問われても「歴代内閣の立場を引き継ぐ」と述べるにとどめ、侵略や植民地支配への認識について踏み込んだ発言を避けた。・・・」
http://www.asahi.com/politics/update/0510/TKY201305100478.html
 「・・・ 菅氏は、これまでの内閣の発言について「安倍内閣としては歴代内閣の立場を引き継ぐと言ってきた。(談話は)長いから、一言一句言うわけにはいかない」と説明。内閣として「未来志向」の新たな談話を出す方針もあらためて強調した。」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013051102000136.html


 日本がいまだに米国の属国(vassal state)であり続けていることが東アジアの諸問題の元凶とするコラムだ。↓


 ・・・A great economic power, with huge economic interests in China, Japan was still a vassal state of the U.S. in matters of security. The inadequacy of this arrangement is increasingly felt, and not just among the old nationalist right wing. A continuing source of tension in Japanese foreign policy is the need to act like a major power while still being deferential to American interests. This dilemma has a huge impact on Japan's relations with China.・・・
 <今や米国の国益も損ねているとさ。↓>
 Pax Americana containing China, with Japan as Washington's loyal vassal. This might seem a stable, even comfortable, position from the U.S. point of view. In fact, it isn't. ・・・


 リフレーン
 集団的自衛権の行使を首相に決断させよう
 http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html


 リフレーン2
 日本と中国をいつまでも仲違いさせておくことは全欧米諸国の、ここ百年の基本戦略である(藤原正彦管見妄語」162、週刊新潮31号、平成24年から)