豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

炎鵬

炎鵬は小さいから勝てば人気が出てお客さんが喜ぶが、相手の力士は堪ったものじゃないと思う。炎鵬を壊しゃしないかと手加減しながら相撲をとる。私は逆にあんな小さな力士こそ張り手を食らわせてやって一発で叩き潰してしまえばいいと思う。炎鵬が白鵬の弟子でなければ、相手は遠慮なく張り手をかますだろう。しかしそんなことをすれば、今太閤の白鵬からもろにいたぶられるに違いない。白鵬はかちあげで喉を突いたり指を目に入れたりするのに、弟子が張り手を食らわせたら、稽古に名を借りてコテンパンにやっつけるだろう。高見盛朝青龍にそれをやられて、その後勝てなくなった。今太閤に仕返しでいたぶられるのが恐くて、誰もそんなことは炎鵬にはしないのである。あんなすぐにも壊れそうな力士など白鵬が引退すれば、すぐにも潰される。

本場所で炎鵬の取り組みを見て、お客さんの変な判官びいきがちょっと過ぎやしないかと考えたので、つまらぬ御託を並べた。ご容赦を乞う。

 

 リフレーン1

 防衛キャリア30年太田述正

 最大の安全保障はアメリカからの独立                                                                            https://www.ohtan.net/report/pdf/ohtan-blogtitle.pdf

 

 

 リフレーン2

 日本と中国をいつまでも仲違いさせておくことは全欧米諸国の、ここ百年の基本戦略である(藤原正彦管見妄語」162、週刊新潮31号、平成24年から)