豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

テストの夢

 珍しくテストを受ける夢を見た。物理のテストである。先生はかっての恩師、担任の先生でした。ただしテストを受ける夢なんてほとんど見たこともないのに、どうしたことか。眠りが浅かったことは事実で、ちょっと起き抜けから瞼が重い。浅い眠りで夢を覚えていた。もう一つは、古い友人の話を昨夜女房から聞かされた。それで恩師の夢になった。
 試験室に当てられた大教室に入る。すでに満席であった。私は右前の三人席の右はしに座る。三人席に二人がけ。カンニング防止のためどの席も一人おきに座っている。
 私が席につくととなりの学生が早速こんなことを言う。
「授業では何回かビールパーティーをひらいた。テストを受けるならパーティーに参加したことになるから、パーティー参加費用を払ってもらいたい」
「費用を払うくらいなら受けない」、とそう恩師に伝えに行ったところで目がさめた。