豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

 最後の電車出勤

 本日は水戸宿泊だから、明日は電車の利用はない。木曜日の三十日は、女房の車で往復する。したがって図書館長として水戸に出勤するにあたり、電車を利用するのは今日が最後である。一年半はあっというまに過ぎ去った。三月三十一日までの辞令であったが、三十一日は阿見勤務日であるから、館長職は事実上三十日で終わる。
 ただこの一年半はずいぶんといろいろのことがあった。疾風怒涛の時代であった。家族の状況、私の健康状態など、たくさんのできごとがあった。期間中ではなかったが、近い時期もあわせて二回も入院した。いずれも検査入院ないしは内視鏡による手術で、その結果は、がんなどの悪性のものの心配はないものであった。
 そうは言っても、我が一族郎党だけを考えていればいいとは思ってはいない。原子爆弾を積んだミサイルに周囲を囲まれた日本の行く末はどうなるのだ、との思いは脳裏を去らない。このことの結末をなにほどかでも確かめたい。今はそのことが我が唯一の関心である。


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