豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

農家

 農家の収入は低い。米農家の例が亀井静香勝手連掲示板の5月19日付けにあった。
 これまでは建設業務について収入を補ってきた。その副業がなくなって苦しいとあった。

 その部分をそっくりコピーさせていただく。


「では、農業は安泰でしょうか。平均的な米作農家の経済状況を素描してみましょう。ふつう、1反で8俵の米がとれます。7反の田んぼをもっていれば、収穫は56俵で、1俵は2万5000円から3万円になり、年収は140万円〜170万円というところでしょう。これでは足りませんから、お父さんは働きに出、まだ元気なおじいさんもちょっと日雇いの仕事に出ます。すると、一家全体の給与合計は500万円くらいになり、それでなんとか子育てを行います。
 しかし、お父さんやおじいさんが建設業で働いていた場合は、仕事がなくなっていますから、家計が成立しません。働く場そのものがありませんから、「ワークシェアリング」や「雇用の安定」といってみたところで、空疎なだけです」


 これでも見積もりが大きすぎるとその掲示のあとの方にあった。また五百ミリペットボトル一本の水は百五十円だが、同量の米は九十〜百円だともあった。さらに、4人家族で一日200円程度の米代が高いといいながら、携帯電話に2万も3万も支払う、というのにはため息が出る、とも書いている。

 私は、東京の近郊に住んで学生時代を送った。回りの農家が年々豊かになっていくのをうらやましく見ていたが、そのような政策が行われたからで、そのことがわが国の農業にとっていいことだったのか、と問われれば、私にはよくなかったことだと思われる。だがそれより、農業を立て直す方策を考えなくてはならないが、それは思いつかない。


  [人気blogランキングへ]
 よろしかったらクリック願い上げます。