豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

がんへの恐怖

 がんへの恐怖が徐々につのってくる。
 退職直前に調子が良くなくて、いっそ現役のうちに人間ドックを、ということで受けた。見事にひっかっかって、高PSA値を得て、今、前立腺の検査待ちである。前立腺炎だか前立腺肥大だかを緩和する薬を3週間にわたって飲まされている。その後にPSA値の再測定をする。これが5月13日(火)にある。これが低い値なら何てこともないが、高かったら生検でがん細胞の有無を調べる。気持ちが落ち着かない。
 今日、歯科医院に行った。舌のがんの恐れがありそうだ、という。舌を噛んだ跡がひょっとしてそうかもしれない、これは5月1日(木)にもう一度見てもらいに行く。鏡で見たが、確かに中心部に血管が集結していて、昔、マウスの乳がんで見たような様子である。

 退職を機に一気に悪いところが噴き出した感じである。どうもこれらが一段落するまで気持ちが落ち着かないのだが、女房はそんなことを言ってると、カシオペアを逃すという。全然心配してない。「前立腺がん」だとか「舌がん」なんて診断される前に、旅行しておきたいと言う。私は今でももう十分に落ち込んでいるのに、冷たいことだ。


 リフレーン
 日本は原爆をもとう。


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