大分県の教員採用試験にまつわる汚職事件が、連日報道されている。山本夏彦が生きていたらどう言ったろうか。この程度の情実はあって当然だ、と言わないか。私は情実で入ることも認める方である。
だが、大学入試に携わった経験者としては、点数の水増しだけはしてはならないことを書いておく。試験の採点は、採点されている試験の受験者の名前が分らないようにして行われる。それでどうして特定の個人の点数を水増しできるのか。点数そのものは捜査しない、それだけが試験の公平さを保証している。特定の個人に水増しできるなら、試験なしで採用した方がよい。点数が操作されているならすべてがインチキになってしまう。
公平に採点した上で情実を加える。大いに結構である。情実を加えた人が採用されたら、それより点数の高い人は全員採用になる。試験が採用を決めている。
リフレーン
日本は原爆をもとう。
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