豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

おばあさんは素早い

 年とったら素早く動けないかと思っていたが、とんでもない、おばあさんの素早さにびっくりさせられた。
 日暮里で山手線内回りに乗り込んだ。おばあさんが二人並んで座っていた。一番端とその隣である。私は荷物を網棚に乗せ、端のおばあさんの前に立っていた。
 駒込あたりだったか、端のおばあさんが立った。やれやれ座るかと思う間もなく隣のおばあさんが素早く体を端に寄せた。この時の素早さは半端なものじゃなかった。おばあさんは体力が余っているようだ。動いたおばあさんの前に立っていた若いお嬢さんが年寄りの私に遠慮されたのか、立ったままだったので、元気なおばあさんの動いたあとにかけさせてもらった。目白を過ぎたところで立ったら、やはり前のお嬢さんは立ったままだったので、横からおじいさんが腰かけた。


 リフレーン
 日本は原爆をもとう。


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