豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

ビジネスコースデザイン

 今日の授業はじつにおもしろかった。ビジネスのコースデザインの講義であった。私が解けたわけではないが、学習者情報を下に、コースデザインを作れ、という課題がとりわけ興味深いものがあった。二つ課題があったが、一つずつ、テーマと解答を書いておく。


 ケース1
 日本企業で働く会社員。初級修了程度。日本語能力試験4級は以前合格した。3級は受験してない(つまり初級合格程度と考えられる)。日常生活はできるが、読み書きについては苦手意識がある。学習予定期間は、週4時間で1年。仕事ではいつも日本語を使っているので、もっと上手になりたい。書類を作ることもあるので、書く作業も練習したい。
 こういう条件の学習者に対して、コースデザインを作ってもらいたい、という課題である。

 解答
 ゴールを書類作成とする。
 何を知っていて何を知らないかを知るために、まず文書を作成させる。その後、各種文書を作成させる。読む練習もさせる。ただ読み書きだけでは飽きるので、待遇表現、ウチとソトの感覚のチェック、受け身形の整理、など、語彙も含めて、初級の表現も整理することをとりいれ、毎回技能を替えるとよい。
 最後にプレゼンをやらせる。


 ケース2
 数年の予定で日本に駐在する外国企業の社員。仕事はいつも英語で行い、必要なときには日本語通訳がつく。日本語の学習歴はない。週1.5時間で3か月(レッスンがうまくいけば延長も可。学校としてはいい授業をやって延超してもらいたい)。パーティーや挨拶などで日本語を使い、人間関係を構築・維持したい、というのが目標である。

 解答
 ブライベートレッスンがいい。挨拶だけでは3か月はもたない。自己紹介した後は、パーティーでも英語になると考えられる。仕事のレベルの話は必要ない。文化レベルの話をするのがよい。挨拶なども言葉だけではなく、マナーなども教える。非言語的表現もマスターさせたい。ご趣味は? なんて聞くことを教えても意味ない。
 この人には間接法で教える。

[教案を作るのは、難しい。解答を聞いてもそれを文書化できない。ケース2の教案を作ってみたい。どんな教案を作ればいいのだろうか]


 リフレーン
 日本は原爆をもとう。


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