豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

日本安全保障倫理啓発機構

「日本安全保障倫理啓発機構設立に向けて」というテーマの会議に参加した。
 機構を指導するのは、兵頭二十八氏である。本日の基調講演をまず氏が四十分され、その後、残り一時間ちょっとが質疑応答に当てられ、十四時半から十六時半の会議は終わった。質疑応答は書き取らなかったが、基調講演はかなり几帳面にメモを取ったので、基調講演の基調に相当しそうだと私が判断した部分だけ、とはいっても間違って理解したかもしれないが、私がそう聞き取ったということであるとご理解いただくことにして、基調を取り出しておきたい。

1.倫理をつけたわけ
 民主主義の国が守るべき倫理は三つある。一つは、公人が公的約束を破ったら恥である。二つ目は、敵から攻撃されたら反撃する。三つ目は、攻撃されないのに攻撃してはならない。
 機構を運営するにあたって17世紀以来築かれてこの倫理観を強調するために、倫理という言葉をつけた。この三つの倫理綱領を今後、機構を通して[国民に]啓蒙していく。

2.活動の第一
「国家反逆罪新法」をつくる。先の三つの倫理が啓蒙されたら、この新法は制定される。憲法がどうあれ、つまり国防の義務は憲法に書かれていないが、民主主義国家である以上、国民に国防の義務はあるのであり、[その担保になるものが国家反逆罪新法である]。これができれば本機構の目的は[ほぼ]達したことになる。本機構がうまく働き、上記三原則が国民に理解されるようになれば、核となる精神がしっかりするから、移民が何千人いようと困らない。

3.日本は属国である。
 今回の選挙は、日本人にそのことを気付かせてくれるいい機会になる。

4.米中間には、日本核武装に関して、二つの密約があると考えられる。その密約は米が中国に提案している。 一つは、中国から米を狙うICBMは増やさない。二つ目は、東京は中国の核に対して裸にしておく。

5.国際情勢
 米はインドをパートナーとした。インドは米ロシアの支援を受けている。日本は役たたずになった。金だけ出せばいいと米に思われでいる。中国韓国日本の間には、低レベルの均衡が保たれればい、と米は考えている。中国は失敗国家でありながら核武装しているという状態になるかもしれない。[この国際情勢の項は、断片的に書き出したから、何を言っているのか読者諸氏にはご理解いただけないかもしれないことをお詫びする]。

6.ミリタリーテクノロジーの民間活用で日本はバブルになる。政府の投資をロボット一本にすることである。この話の中で「ダンリズム」という言葉が何度も出てきた。三菱重工にはそれがあるという。常任理事国英米仏ロシアにもあるという。中国にはないという。国際連合の5理事国は、自前で戦闘機のエンジンを作れる、自前で戦車のエンジンを作れる。その能力を持っている。中国はこの力がないという。日本ももちろん、ない。その状態で常任理事国になっても、バカにされるだけである。

 以上がはしょってまとめたところである。落ちたところもあろうが、書き取れなかったところである。


 ところで、「太田述正オフ会」でお会いした方が今日の会議にもこられていた。9月12日のオフ会に出られないのは、ここで大分知識を仕入れたので披露できるかもしれないなどと思い上がってみるが、いずれちょっと残念である。出ると三日間連続になるので、私の体力を考えて、今回はやむを得ないと思う。


 リフレーン
 日本は原爆をもとう。


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