「よく思ってもらうため」に始めたボランティアではあっても、「お願いですからそんな安っぽい計算を口に出さないでください」と私は言いたかったのだ。日本人はそういう点でも、とうてい普遍的な人間性を理解し味わう国際人ではないのかもしれなかった。
「朝はアフリカの歓び」(曽野綾子、「本の話」2010年4月号)というコラムの最後の節の終わりの部分である。あるメーカーで働く日本人のマネージャーのような立場の人が、土地の住民に受け入れられて仕事がうまく行くためにボランティアをしている、という発言をした、と書いたあとに、上記の文で締めくくられている。
内心はどうあれ、たとえば、少しでも土地の人々のお役にたてばと思ってボランティアに参加しています、といった発言ができなくてはならない、ということなのであろう。
国際人になるのは、なかなかに難しい。
リフレーン
国家反逆罪新法を作ろう
リフレーン
日本は原爆をもとう。
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