豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

江戸家猫八

 四代目江戸家猫八を新宿末広亭で孫と見てきた。客を逸らせない素晴らしい演技だった。お題をもらって演じたが、まず鶯と題が出たのは、ほとんどサクラと言われても、納得できるほどであった。が、寄席である。好きな人が来席していたのであろう。続いて我が孫がニワトリと題を出したが、これもサクラと思われかねない順番だった。私が教えて言わせたのではないから、我が孫は、ああいう寄席の雰囲気が好きなのだろう。頼もしい。それはそれとして、江戸家猫八である。テレビで見るより寄席の席で見る方が、ずんとよかった。声が響いてよく届き、客とのやりとりがさばけていて、楽しませてくれた。素晴らしい芸人さんである。もぐらという注文もきっちりこなし、とは言え、誰も聞いたことがないから、真偽のほどは定かではないが、本当に調べているらしいことが、うかがわれた。最後まで飽きさせないで終わって、次の落語家さんの時に、演者のお話にあわせて途中で物真似で飛び出したのもよかった。それにひきかえ、落語家さんの中には、声が小さくて聞きとりにくい演者がいた。孫が聞こえなかった、と言っていたから、私の耳のせいじゃあない、声が商売なんだから、声が小さい人は、マイクを上手に使ってもらいたいものである。


 いい日だった。そのあと、高野フルーツパーラーでフルーツを食って帰した。


 リフレーン
 国家反逆罪新法を作ろう


 リフレーン
 日本は原爆をもとう。


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