豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

台湾研修生との交流

 7月21日(水)の『「日本語教育概論1」の⑭』は、台湾中華大学からの研修生の筑波学院大学での研修日程を見ながら、日本語の学び方について、講義を受けた。最後は、7月27日(水)の試験について説明を受けた。


 研修生は、7月6日から7月15日までの研修であった。「日本語教育概論1」の受講生は、7月7日の七夕歓迎会(16:30開始)と7月14日の研修生との合同講義に出席するよう要請された。7月14日の授業については、すでにとりまとめノートは作成済みである。日本の歌の替え歌を作ったのだが、韓国人の実習生の指導の下で、日本語を使って話し合って、替え歌を作ったという。[してみると、替え歌の時に司会をしていた学生は、韓国人であったということか。日本人学生だとばかり思っていた。流暢な日本語をしゃべる学生であった。韓国訛りは感じられなかった。本文をまとめている今も日本人の学生だったと思えるのである]。七夕歓迎会はレセプションで、日本語の上手な7〜8人の中華大学生によるパワーポイントを使った中華大学の説明があった。その部分に科目等履修生は参加した。歓迎レセプションは出席は義務づけられなかったので、私は欠席した。


 研修生は、ウイークリーマンションに宿泊した。筑波学院大学の日本語実習生(韓国の学生二人)が中華大学生16人の研修の世話をした。日本語を媒介語として、韓国の学生一人が8人の研修生の授業を受け持った。[ということは、筑波学院大学日本語教育の先生が見守る中で韓国の実習生が、日本語を教えたということになる。例えば我々日本人がアメリカに行って、南米の学生に英語を教えることを想定すればいい。いかに大変なことか分かる。それをなしたのである]。このことは、日本で日本語を教えるのは日本人でなければならないのか、という問題を提起している。多国籍の人がいる場で、英語を共通語として、互いに分かり合おうととする環境と似たような状況が出現していた、と先生は説明された。日本語が母国語でない韓国の人だから、台湾の人が日本語を学ぼうとするときの事情が分かる、のは利点である、とのことであった。


 研修生は夜間はどうしていたか:プログラムは5時に終わる。それ以後は原則飲み会。イアスに行った。16人を車で連れていくのは大変だった。韓国の人は、自分のタクシー代がなくなるまでもてなそうとする。
 教える立場になることと、仲良くなることは必ずしも一致しない。仲良くならないと教えられないということもない。仲良くなりすぎると言えなくなることがある。
 仲良くなった方がいいと言う研修生もいたし、そんなことはないと言う研修生もいた。
 台湾は、週刊誌が翌日には出版される国である。
 1年生には、台湾はどこにありますか、と地図から台湾を除いたものを示して、そこに書かせることからコミュニケーションを始めた。
 1週間でコミュニケーションが、あれほどできるようになるとは思わなかった。1週間あれば、伸びる人はものすごく日本語が伸びる。ただ、ものすごくかわいい人は伸びない傾向がある。ちやほやされて日本語が伸びない。男の子が好きになるような女の子は伸びない。そこそこの人が伸びる。

 アドリブdしゃべるのは難しい。日本語2級は、日常生活に対応できない。台湾では3年生で2級。韓国では、2年生あるいは1年生で2級になる。文法が似ていることによる。


 16日(金)に16カ国の人が筑波学院大学を訪問した。日本青年会議所が60カ国の人を招き、そのうちの16カ国の人がやってきた。モルジブジンバブエ、モロッコ、ベネゼラ、南アフリカ、などで、「モルジブの〜です」と言う訓練をした。手伝いに「日本語別科」の学生が来てくれた。互いに日本語ができると、話がはずむ。英語がなくてもOKであった。日本語が十分でなくてもしゃべる人は他人を押しのけてもしゃべることが分かった。
 ハグの習慣のある国とない国がある。これからの日本人は、どれくらいのハグなら許されるかを考えた方がいい。


 国際ネットワーク研究会
  国際ネットワーク研究会があった。[日付を書きとらなかった]。
  この研究会で感じたことは、何かを考えることができる言語を持っている人は羨ましいということを感じた。
  深いことまで話せる言語を持つことが幸福である、と分かった。


 試験問題2
 「言語の力」をどう考えるか、自分の言葉で表現してもらいたい。
  なお、試験は全体で90分で、その時間を全部使って力一杯書いてもらいたい。カンニングしてもしょうがない問題を作る。テキスト以外は何を持ち込んでもよい。トライ アンド インタビューの紙は特に持参してもらいたい。


 試験問題2の解答
  解答は別途示す。 


 リフレーン
 国家反逆罪新法を作ろう。


 リフレーン
 日本は原爆をもとう。


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