豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

ただはダメ

 私は県が主催してくれている、老人対象の教養講座にいま参加している。年二十五回ほど、一日四時間の講義をしてくれる。実は昨年も同一の講義を受けた。生まれてはじめて老人クラブとでもいうべきものに参加した。大本の会費が四千円。これは老人グラブの入会金のようなものである。それを払っていれば、講座の参加費は二千円である。二十五回から考えるとただみたいな金額である。

 去年は第一回めの教養講座だった。参加者はどんな講義なのかという警戒心からか、本当に聞きたい人だけだったのだろう。全員が真面目に真剣に講義を受けていた。今年は面白い講座だという評判が広まったのだろう。物見遊山気分の溢れた受講者が増えた。講義のあいだにおしゃべりはするは、年ごろの娘並に大笑いするは、で雰囲気が一変した。不真面目になった。

 これは多分ただであることが原因だと思う。

 年寄りにただを配るな。もっと値上げしろ。


 リフレーン
 集団的自衛権の行使を首相に決断させよう
 http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html


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