豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

言語の技法2

 9月29日(水)の「日本語教育概論2-②」は、9月30日(木)に、ちょこっと書きこんだ。講義は言語の技法と題して行われた。それをそっくり貼り付けて、その上に不足していた部分を本日、付け足すことにする。どこが付け足された部分かは、9月30日(木)と比べてみなければ分からないが、
それはやむを得ない。


 言語の技法


 言語の技法は四つにわけられる。「読む書く聞く話す」である。「読む聞く」は受容技能(インプット)、「書く話す」は産出技能(アウトプット)にグループ分けできる。「読む書く」は文字(技能)、「聞く話す」は音声(技能)にグループ分けできる。それらを図にすると以下のようになる。

       読む │ 書く   文字

       ───│───

       聞く │ 話す   音声

       受容   産出


 音声と音韻はどう違うか。音声は、音と声であり、一つ一つについて言う言葉であるが、音韻とは、例えば「ん」について、日本語では、mnɴなどの音があり、それを「ん」と決めることを音韻という。しかし、両者をとくに分けて理解する必要はなく、音声・音韻をまとめて理解すればよい。


 音声・音韻の中でとくに日本語を特徴付けているものが、拍、アクセント、イントネーションなどである。それらが微妙に違うと日本語らしくなく聞こえてしまう。だから、けっこうこれらは大事なのである。実際に、プロソディーが日本語の発音とは微妙に異なっている「外国」の人による「言ってみましょう・聞いてみましょう」を聞いたが、難しかった(違うことは分かるが、それをどう指摘したらいいのか、が分からなかった)。


 リズム、アクセント、プロミネンス(際立ちと際立たせ)、イントネーション、[ポーズ、音節]などを、プロソディーと呼ぶ。イントネーションは、アクセントを変えずに最後だけを伸ばして上げることを言う。プロソディーの中で、アクセントが大事で、平板式、起伏式に分けて、一覧表に1〜5拍の言葉を書き出す作業があった。一覧表は、先生の示唆の外、千駄ヶ谷日本語教育研究所の『音声・語彙・意味』や『明解国語辞典』を参照して作った、解答を下に貼り付けた。


 宿題が出た。ひらがなカタカナで、書いたときに、似たグループになるものを考えてくる、という宿題である。

 解答は、女房にも知恵を借りて以下のとおり作った。どんなもんだろうか。

 (ア、マ)、(シ、ツ、ソ、ン)、(ラ、ワ、ウ、う、ク、タ)、(ケ、ク、フ)、(コ、ユ)、(マ、ヤ、セ)、(く、し、つ、へ)、(ぬ、め)、(わ、ね)、(ぬ、ね)、(に、た)、(ね、ぬ)、(ち、さ)、(は、ほ)、(や、も)、(ひらがなの「へ」、かたかなの「ヘ」)、(て、つ)


 リフレーン

 集団的自衛権の行使を首相に決断させよう

 http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html



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