豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

日本の輸出はGDPの10%

 本日付けの「太田述正ブログ」にある(太字)。URLとともに示す。この事実を斟酌すれば、円高GDPに対して影響は少ないと言えるのではないだろうか。トヨタやキャノンが円高でやってらんない、と言うのは、法人税を下げさせるための方便だということは、どうも本当らしい。また、法人税が高すぎていやだったら、法人税が安い国に脱出すればいい、ということも信じていいと私は考える。


 URL:http://blog.ohtan.net/archives/52037329.html
<globalyst>

 --日本はモノでも鎖国?--

≫…日本の輸出の国内総生産GDP)比は11.4%で16位、輸出は10.8%で18位だった。
 ・・・ヒト、カネのみならず、モノでも日本は鎖国状況じゃー!(コラム#4343。太田)

 日本の貿易額対GDP比は以前からこの程度だった。

 財務省内閣府の統計
http://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/menu.html
http://www.customs.go.jp/toukei/suii/html/nenbet.htm
を見ると、例えば1955年
 輸入:723,815,976(×1000円)
 輸出:889,714,970(×1000円)
 国内総生産:8,597.9(×10億円)
で、輸出入額は、対GDP比で約9-10%ぐらい。あとは、計算してもらえば分かるけど、少ないときで5%程度、多いときでも18%程度で、平均してみれば大雑把に10%前後となる。
 日本は「貿易立国」とか「輸出国」と言われるが、その貿易額は対GDP比では然程には大きくなく、実は、米国(最近ではブラジルやインド)と同程度(例えば、産業構造ビジョン (概要) 平成22年5月 経済産業省(特に15ページの各国輸出依存度の比較(2008年))参照)
http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g100518a06j.pdf
で、内需国と言うべきであると思う。
 今更「鎖国」と言われても、1950年代(それ以前はデータを見つけられなかった)から、つまり高度経済成長期から、こんなもんだった。
 内需国を捉えて「鎖国」と言うのなら、少なくとも戦後、日本はモノに関して鎖国状態が続いている。


<太田>

 私も、以前からそうだったという認識ですよ。
 つまり、日本は資源小国であるため、経済を維持するためには、海外から原材料を大量に輸入しなければならない。だから、そのカネを稼ぐために、やむなく必要最小限の輸出をやってきたってことでしょう。


 リフレーン
 集団的自衛権の行使を首相に決断させよう
 http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html


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