2-11、2-12、2-13は教壇実習であった。2-11は12月15日で役割の振り分けを行ない、2-12は12月22日で一回目の教壇実習、2-13は平成23年1月12日で二回目の教壇実習であった。私は二回目の教壇実習に割り振られていた。
教壇実習は『みんなの日本語』2課の「これ、それ、あれ」を「教え方の手引き」を参考にグループに分かれて、実際に教えてみることになった。私が当たった個所は、「それはわたしの傘です」「この傘はわたしのです」であった。
実習をしてみて、次のように考えた。
①教案はきちんと作成しておく
②教案はちらっと見るだけで、読んではいけない。教壇の翌週に見せられたビデオでは、教案を読んでいる時間が生徒にとっては無駄な時間になっていた。無言の時間である
③教壇から離れてはいけない。わたしは資料を取りにいって教壇を留守にした。この教師がいない時間が生徒にとっては不安だとのことである。生徒に分からなくてもいいので、なにかしゃべりながら席を外すようにとのことである
④余計な日本語をしゃべることは、必ずしも悪いことではないようだ。教師が何かを言った、ということは生徒に分かる。知らない言葉をまったく使ってはいけないのではない。空白の時間が不安だという
⑤生徒の側に行くことは親しみやすくていいことである
⑥指を指さない
⑦大きな声ではっきりと話す
⑧どうしても分からない場合は、次の生徒に移る。戻ってくると分かっている場合がある
とりあえず、上記のようなことを考えた。1月19日の「考えてみましょう」は後刻にまとめる。
考えてみましょう
課題A 「ありがとうございます」と「ありがとうございました」の違いを説明してください。
日本語ではどちらもある。「ありがとうございます」は継続的、日常的、未来(将来)起こることに使う。「ありがとうございました」は過去のこと、たった今起こったこと(完了)に使う。
課題B 「けっこうです」は結局、YESですか、NOですか? 使い分けは?。
いいです、だいじょうぶです、なども同様の使い分けがある。抑揚や前後の関係で使い分けられている。
課題C 「空手」をやってみせて! と学習者に言われたら…無理なことを言われたとき、それでも「空手」をやってみせるのか。
ステレオタイプに日本人を判断することが、しょっちゅう起こる。日本の歌、日本の踊り、アニメのこと、などいろいろある。「ナルト」を知らないというとびっくりされる、という。
私の判断では、できる範囲で見せればいいと思う。しかしまあ事前にできる範囲で調べてから、学習者と対峙した方がよい。
課題D 「明日の予定は?}と聞かれたときに「知りません」と答えるのは、どうしてだめなんですか?
「知る」と「分かる」で使い分けされていて、この場合は「分かりません」を使う。「新聞で事件を知る」「彼の過去を知る人」「世の中のことが分かる」「よく分かる説明」などと使い分ける。
なお、「知る」は瞬間動詞だということは分かったが、それがこの使い分けにどう関係してくるのかは分からなかった。
リフレーン
集団的自衛権の行使を首相に決断させよう
http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html
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