豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

日本が再び繁栄する

 昨日付けの「株式日記」がコピペしていた「地政学が日本経済に味方、『失われた20年』がいよいよ終わる」によれば、日本を封じ込める同盟(ビンのふた)になっていた日米安保によって、日本は異常な円高、低コスト化の圧力を受けていた。それが失われた二十年をもたらしたが、一方で、異常な円高低コスト化に対応する過程で、日本は世界一の高物価国から世界有数の低コスト国に生まれ変わった。覇権国アメリカは中国の台頭を受けて、中国に対する対応に本腰を入れて動き出した。中国に対抗するために日本との同盟の再構築に着手した。日米安保はビンのふたではなくなった。だから大きな円安のトレンドが始まり、日本が再び繁栄する、


 とまあ自分の言葉でまとめてみたが、「地政学が日本経済に味方、『失われた20年』の最後の部分(太字)を本ブログにも貼り付けさせていただく。その直前に「地政学が日本経済に味方、『失われた20年』のURL(イタリック)を貼り付ける。


URL:http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/5487
 しかし、この苦しい20年間に大きな成果が獲得されたことを、見過ごすべきではない。

アメリカからの要求と円高に対応していく過程で、賃金だけでなく流通コストや公共料金などが大きく低下し、日本は世界一の高物価国から、世界有数の低コスト国に生まれ変わり、日本企業は著しくスリムになった。

 また海外に生産をシフトしたことで、日本は輸出基地から世界経営の本社へと機能を変えており、いまや日本企業が海外で膨大な雇用を生む状況になった。加えて日本企業はハイテク素材や部品、装置などで技術優位を獲得した。

 これらの、困難な時代の努力の成果は、2010年代、地政学環境が変化する中で顕在化してくるはずである。もはや日本を押さえ込む過度の円高は起きようもない。

◆「失われた20年」が終わり順風が吹く時代に

 このように見てくると、蔓延する悲観論とは全く逆に、日本経済の底流には、多くの明るい要素があることが分かる。「失われた20年」に陥ったのは、バブル以前の身の丈を越えた繁栄のツケを払わなくてはならなかったからである。しかし、ツケを払い終わり、新たな順風が吹く時代に入りつつあると考えられる。

 鍵となる地政学環境は急変している。中国の経済躍進と軍事・政治プレゼンスの急速な台頭を受けて、覇権国アメリカが本腰を入れた対応に動き出した。中国という巨大な国に対抗するためにアジア最大の民主主義国である日本との同盟の再構築に着手したのだ。

 日米安保体制は、もはやビンのふたの時代ではなくなったのである。日本を封じ込めてきた過度の円高など、逆風は止み、順風が吹き始めるだろう。

 2011年、米国と世界景気の回復が確かとなり、米国株高と同時に円高がピークアウトし、大きな円安のトレンドが始まる。

 これに地政学環境の順風が加われば、企業収益の回復、賃金上昇、株価・地価の上昇、円高・デフレ傾向の反転が連鎖的に起こり、われわれが目にしている経済風景は一変するだろう。日本が再び繁栄する姿を見られるはずである。



 リフレーン
 集団的自衛権の行使を首相に決断させよう
 http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html


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