豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

民主党は官僚を人事を自由に行使できるはず

 太田述正ブログ(#4767、2011.5.25、http://blog.ohtan.net/archives/52081814.html)を貼り付ける(引用部分を太字で示す)。


 どこからどこが太田述正氏の文言で、どこが週刊ポストの文言で、どこが<TEET>氏の文言だか分かりにくいかもしれないが、区別してお読みいただくよう願う。太字部分のイタリック部分が太田氏の結論である。民主党が一本になれば、いい政治をする、と氏は言っているのである。


<ΤΕΕΤ>(「たった一人の反乱」より)

 ウィキリークスが暴いた普天間北方領土問題の裏切り者〝岡田外相・北沢防衛省・薮中次官(当時)…〟『週間ポスト』5/20
http://www.asyura2.com/11/senkyo113/msg/556.html
 この国の官僚も政治家も、「公僕」であるどころか「売国奴」であった。
 うすうす感じてはいたが、他国の公僕によってそれを明言されると、目の前が真っ暗になる。
 しかも、それを許しているのが同じく売国奴の大メディアだということまで暴かれては、国民の怒りは収まりようがない。
 ウィキリークスが公開した米公電の怒髪天を衝く記述──


<太田>


 ちょいと引用させもらおう。↓

 「菅政権と鳩山政権の違いは、この国の政治の本性を見事に体現しているといえるのかもしれない。 菅政権の特徴は、官僚や大メディアなど「既得権派」の利益を第一に考え、その〝指導〟に平身低頭、従う一方で、国民に対しては居丈高になる。原発事故では情報を隠して「安全だ」と騙し続け、マスコミを通じた世論操作で大増税路線を敷いた。暴君政治だ。
 鳩山政権はどうだったかというと、褒められたものでなかったという点では菅政権といい勝負だが、なぜ何もできずに終わったかの理由は正反対だった。
 つまり、官僚や大メディアのいうことを聞かなかったために、猛烈なサボタージュとバッシングを受け、機能不全になって倒れたのだ。政権崩壊の原因となった普天間問題では、「県外移設」という国民が喝采した政策を掲げたまではよかったが、「既得権派」の側に立つ官僚や閣僚に裏切ら●れ、最後は汚名を着ることになったのである。
 どちらがより無能か、など論じても何の役にも立たない。が、この国の「黒幕」が誰であり、政治には、それに抗(あらが)う能力が全くないことは、この2つの無能政権がはっきりと教えている。
 ウィキリークス朝日新聞に提供したアメリカ政府の公電(※)により明らかにされたのは、日本の外交権が官僚機構によって壟断され、政治家はそれを追記し、さらに大メディアまで官僚によって「教育」されているという、この国の惨状だったのである。」


→結論部分がちょっとね。
 ずっと上の見出しに出てくる悪者3人のうち2人は大臣じゃん。
 要するに、悪いのは官僚機構でもマスコミでもなく、政治家だってことさ。
 より正確に言えば、民主党政権内がバラバラであることが最大の問題だってこと。


 政治家側は自民党時代と違って官僚機構と癒着してるわけじゃないんだから、官僚の人事権を自由に行使でき、従って官僚は言うことを聞くはずなのに、バラバラなもんだから官僚に対して全くにらみがきいてないわけさ。(太田)


 「もともと米国は「嘉手納統合案」を提案していた。むしろ当時の小泉政権が「それでは移設事業でうまみがない」と考え、地元の土建業者が望む「現行案」をひねり出したのである。」


→ここは典拠が付いてないので、針小棒大に話を膨らませた類のガセだろう。(太田)


 ついでに言っとくと、普天間問題と北方領土問題とはまるっきし次元の違う問題だから、見出しだけだって言っても、ひとまとめにして書いちゃダメだわさ。


 リフレーン
 集団的自衛権の行使を首相に決断させよう
 http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html


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