豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

権力者が辞任をほのめかすと

「権力者が辞任をほのめかすとなぜ失脚するのかというと、…」
ということを書いたブログを見つけた(太字)。URLはその太字の前に示す(イタリック)。


URL:http://yokodo999.blog104.fc2.com/blog-entry-281.html
 謀略には、仙谷官房副長官と枝野官房長官も加わっているようです。そして、事情を知らない鳩山由紀夫前総理を使って確認文書を交わさせたのです。罠にはまった菅総理は、民主党代議士会で、いずれ時期を見て若い世代に引き継いでもらうと発言し、鳩山氏はそれを補う形で早期の退陣を促しました。


 この時、菅総理は鳩山氏の発言に異を挟みませんでしたが、不信任決議案が否決された後に覆すつもりでした。そして思惑通り上手く行ったと思った菅総理は、翌日の参議院予算委員会の場で早期の退陣を否定しました。確認文書には、確かに「辞任」の「辞」の字も書かれていません。しかし、民主党代議士会で退陣をほのめかしたことで、失脚は確定的になりました。菅総理は迂闊なことに、この事実に気がつかなかったのです。


 権力者が辞任をほのめかすとなぜ失脚するのかというと、いずれ辞任する人には誰もついて行かないし、周囲の関心事は後継レースの方へ向いてしまいます。辞意を漏らした瞬間に、権力者は失権します。だから最後の最後まで、辞めるなどとは言ってはいけないのです。その場凌ぎで騙せば何とかなると思った菅総理が浅はかだったのです。



 リフレーン
 集団的自衛権の行使を首相に決断させよう
 http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html


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