豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

TPPはやがて

 太田述正コラムにTPPはこうなるということが書かれていた。以下にURL(イタリック)とともに、コラムの文言(太字)をコピペする。筆者豊丘がTPPは安全保障問題なみに重要と述べたことを引用して下さった上で、ご教示くださった。
 TPPはNAFTA、TAFTAとまとまればNATOの経済版となり、そのNATOは、集団的自衛権行使を解禁した日本が加わることで、全先進自由世界を包含した共同体に発展的解消させることができる、ということのようである。


URL;http://blog.ohtan.net/archives/52156829.html
太田b述正コラム#5887(2012.12.6)
<皆さんとディスカッション(続x1742)>
<太田>


 集団的自衛権の話は日本政府のガバナンスを回復するかどうかの話なので、他のあらゆる事柄より大事なのです。


 また、TPPについてですが、TPP並、或いはそれ以上の大きな動きが今始まっています。
 既に存在するNAFTAと現在進行形のTPPに続き、TAFTA・・Trans-Atlantic free-trade agreement、通称経済NATO(economic NATO)構想が米・EU間でまとまりつつあるのです。
 この構想がまとまり、実行に移されれば、その結果、この三つが合体することになり、先進自由世界は単一の巨大な経済共同体を形成することになります。
http://www.washingtonpost.com/opinions/david-ignatius-a-free-trade-agreement-with-europe/2012/12/05/7880b6b2-3f02-11e2-bca3-aadc9b7e29c5_print.html
 私は、安全保障面でNATOを(集団的自衛権行使を解禁した日本を含む)全先進自由世界を包含した共同体に発展的解消させることを望んできたのですが、どうやら経済面が先行しそうな感じになってきました。
 TPP参加の是非は、以上のようなことも踏まえて、ご検討願いたいと存じます



 リフレーン
 集団的自衛権の行使を首相に決断させよう
 http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html


 リフレーン2
 日本と中国をいつまでも仲違いさせておくことは全欧米諸国の、ここ百年の基本戦略である(藤原正彦管見妄語」162、週刊新潮31号、平成24年から)