今日の産経新聞で元財務相塩川正十郎が、選挙制度について、次のような提案をしている。
衆議院の定員を300とする。選挙区を小選挙区から都道府県単位とし、人口比で、例えば「東京都42議席、大阪府20議席、高知県2議席…」のように、複数の候補者を選ぶ制度にする。参議院は、47都道府県に各2議席を割り振り定員94名とする。参議院は地方の意見を代表させる。
いい提案である。落選の恐怖を緩和できるし、都道府県ごとに選ぶようになれば、多彩な社会経験を積んだ人材が当選する、という。
これはアメリカの上院下院の制度の真似だと考えるが、すばらしいと思う。検討してもらいたいが、私はさらに一歩進めて、首相は参議院議員とするのがいいと考える。衆議院は政治の実行、参議院は、人材養成機関とするのである。首相を決めるのは、現行と同じように、衆議院の決定を優先する。アメリカ大統領は確か上院議員から選ばれることが多かったかと思う。参議院議員から首相を選ぶのは、その真似である。
このような選挙制度になったら、人はどちらの議員になりたいと考えるだろうか。
リフレーン
集団的自衛権の行使を首相に決断させよう
http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html
リフレーン2
日本と中国をいつまでも仲違いさせておくことは全欧米諸国の、ここ百年の基本戦略である(藤原正彦「管見妄語」162、週刊新潮31号、平成24年から)