『保守の心得』(倉山 満)の第五章は、次の文言に尽きている。
まず、日本国憲法を改正するという発想を捨てる。日本の歴史・伝統・文化 と
いうものを見直し、もう一度、帝国憲法がいかに成立したかを問い直す。こ れが
出発点です。(182ページ)
この憲法観の合意のほかにさらに、憲法習律(慣習)としてどんなものを想定するか、憲法の下の実際の法律(憲法附属法)をどう定めるか、を議論する必要がある、と提案しているのが読みとれる。
最後は(「おわりに」の章において)次の言葉で締めている。
私自身も、どうやら日本を保守する奥義は、天皇にあると考えるようになってき
ました。(208ページ)
リフレーン1
集団的自衛権行使を首相に決断させよう
http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html
リフレーン2
日本と中国をいつまでも仲違いさせておくことは全欧米諸国の、ここ百年の基本戦略である(藤原正彦「管見妄語」162、週刊新潮31号、平成24年から)