豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

アメリカは復活する

 トラさんの「株式日記と経済展望」を読んでいると、アメリカ経済は、石油の復活により、復活するという。私は『National Geographic』で、石炭について、英語の勉強も兼ねて、勉強した。石炭は火力発電にたくさん使われており、どうもそれが地球温暖化の原因の一つのようだ。この石炭火力発電所から出る無尽蔵のCO2を回収し、廃鉱になった石油の油田に注入すると、石油が復活するのだという。


 石炭火力発電所から出るのCO2の回収技術は三菱重工業とJX日鉱石油開発が開発している。アメリカには無数にある廃油田にそのCO2を注入すれば、アメリカは石油大国として復活するのである。この下に、トラさんからコピペ(太字一部赤字)する。その文言は「2015年5月13日」の「株式日記と経済展望」に出ているし、三菱重工業とJX日鉱石油開発の記事は「2015年5月6日」に出ている。トラさんは「再び日本が中国を追い抜いて復活するだろう」と述べている。私もこの推測に賛成する。


「2015年5月13日」の「株式日記と経済展望」から抜粋

そのカギを握るのがアメリカのエネルギー産業であり、シェール革命によってアメリカの衰退は先送りになり、CO2による石油採掘可能埋蔵量の倍増によって石油がしばらくはだぶつく情勢になって来た。アメリカの富の源泉は石油であり、廃坑になった油田もCO2を送り込むことで石油の粘度が下がり回収できるようになった。


問題は純粋なCO2の確保ですが、日本企業が脱硫や粉塵除去の技術で石炭火力発電所からのCO2の生産に成功した。地球温暖化でC2はゴミ扱いされましたが宝の山になりつつある。石油枯渇によるアメリカ衰退論はR系独占資本の流したデマなのだろうか? 


サウジアラビアなどは、だぶついた石油の販売先に困り中国が最大の輸入国となりましたが、中国経済は壁に突き当たっている。つまりアメリカにとって中国経済を崩壊させることで軍事力を崩壊させ、アメリカ包囲網を崩すことが出来る。最後までアメリカを支え続けた日本の功績が認められて、再び日本が中国を追い抜いて復活するだろう。


 リフレーン
 集団的自衛権行使を首相に決断させよう
 http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html


 リフレーン2
 日本と中国をいつまでも仲違いさせておくことは全欧米諸国の、ここ百年の基本戦略である(藤原正彦管見妄語」162、週刊新潮31号、平成24年から)