豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

習ちゃんも頭抱えてるだろうな

 太田述正コラムからのコピペ(太字、一部赤字)である。もとのコラムのURL(イタリック)と書誌的事項はコピペの直前に置く。
 コピペのあとにも太田述正氏の解説が続くので、URLをクリックしてお読みいただければ幸いである。


 このように昨日書いたが、赤字のあとの部分もアップすることにした。軍事的脅威を与え続ける、という表現なんかは、外せないと考えた。(9月16日17:43記)


URL;http://blog.ohtan.net/archives/52231104.html
太田述正コラム#7911(2015.9.15)
<皆さんとディスカッション(続x2751)>


<太田>(ツイッターより)


 「中国の軍拡「脅威」78.9%…」
http://www.sankei.com/politics/news/150914/plt1509140014-n1.html
 世論調査主体が「左」か「右」かで答える方も手加減する、という感じだが、それにしても、安保法制の早期成立にはこの調査でも反対が多い。
 この日本国民の非論理性には、奮闘してる習ちゃんも頭抱えてるだろうな。


<よこ>(同上)


 中国が日本に攻めてくれば明らかに個別的自衛権の問題。
 それに集団自衛権を絡めるほうが一番非論理的ですが。憲法(法律)を平気で破るのは中国と一緒。
 安倍内閣や外務・防衛官僚の嘘八百もいい加減にしないと。


<太田>(同上)

 今回の安保法制中の集団的自衛権行使に踏み込んだ部分については、宗主国サマの「指示」に従ったものであり、安倍政権は、個別的自衛権の行使対象の拡大でお応えすることも不可能ではなかったところをあえてそうしたわけです。
 どちらにせよ宗主国サマは満足され日米安保の実効性が強化されるんだから、日本国民は中共の脅威を感じてるのなら安保法制の早期成立を望まにゃオカシイんですよ。
 他方、集団的自衛権に踏み込んだからこそ、日本が「独立」への第一歩を踏み出した、と習ちゃんも目を細めておられるって構図なんですな。
 アナタ、ワーカリましたか?

<よこ>(同上)


 インテリジェンス能力がほぼゼロで、集団的自衛権行使の判断がほぼ100%アメリカ様依存の日本のどこが「独立」なんですか?
 今までは個別的自衛権で断れたのに、これからはますます隷属するに決まってるじゃないですか?
 笑わせるのもいい加減にしてください。

<太田>(同上)

 日本に(核を除き)領域的脅威はないわけですから、領域的脅威が切迫した時に集団的自衛権行使を米国に求められたら拒めないもののそんな事態は起こり得ないのであり、今回、集団的自衛権行使を(部分的に)解禁した、という抽象的な「成果」だけが残るってことです。
 (例えば、中東で米艦艇が攻撃を受けたって、集団的自衛権行使は権利に過ぎないのですから、行使しなくたって、英仏独等と同じで、誰も文句なんか言やしません。)
 しかし、例えば、仮にトランプのような人が米大統領になって日米安保の双務化を要求したら、部分的であれ、集団的自衛権行使を解禁した以上は、更なる憲法解釈「拡大」はできないのでお断りします、ということにはなり得ない、と思いませんか?
 以上は、習ちゃんの心中を忖度したものでもあるんだけど、その習ちゃんは、今後とも、「独立」させるまで、日本に軍事的「脅威」を与え続けるでしょうね。

 リフレーン
 集団的自衛権行使を首相に決断させよう
 http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html


 リフレーン2
 日本と中国をいつまでも仲違いさせておくことは全欧米諸国の、ここ百年の基本戦略である(藤原正彦管見妄語」162、週刊新潮31号、平成24年から)