豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

とうじ蕎麦

昨13日、奈良井宿「こころ音」さんで「とうじ蕎麦」を食ってきた。これは茨城でいう「けんちん蕎麦」のしゃぶしゃぶ版である。小さな山に盛った蕎麦をとうじ蕎麦用のざるに入れ、コンロで温めているけんちん蕎麦汁に浸し二、三回ゆすってからお椀に入れて食べる。蕎麦汁の中に投じるから「とうじ蕎麦」と名付けたという。面白い嗜好の食べ方であるが、内容はけんちん蕎麦である。

茨城のけんちん蕎麦は、蕎麦が冷たいから、けんちん汁につけて食っているうちに蕎麦汁がぬるくなってしまう。その点とうじ蕎麦は、蕎麦汁をコンロに乗せたまま温めながら食うので、蕎麦汁がぬるくならないという利点がある。うまさが継続するのである。

私の評価は、そうは言っても水戸のけんちん蕎麦「黄門そば」の方がうまいという評価である。安っぽいつくりの「黄門そば」のそれが絶品である。機械打ちだと思うし、そばも若干柔らか目であるが、そばの味と香りがする。とは言っても私には、香りなぞはほとんど分からない。でも絶品は「黄門そば」である。いろいろ名物蕎麦はあるが、「黄門そば」がこれまでのところ一番である。

下の写真は13日に宿から撮った「塩尻駅」正面である。塩尻に宿泊し、奈良井まで行って奈良井宿の「こころ音」で「とうじ蕎麦」をいただいたのである。

なお、12日は塩尻で五一ワインセラーまで往復し、ワインを仕入れた。五一ワイン「ポラン」で扱っているワインで、女房が是非行って買ってきたいと言っていたものである。この日1万歩以上歩いた。

13日は1キロある奈良井宿を往復し、家に帰りつくまでにやはり1万歩を超えていた。両日とも疲労困憊甚だしなり。さすがに女房は鍛えているせいか、今日はシャキッとしてテニスに出かけた。

私は、糖尿病の精密検査を受けよという人間ドックの診断だったので、ドックの受診先に電話をしたら、医大の循環器の先生に相談し、そちらの指示に従うようにとのことであった。なんとなく安心した。

今日はいろいろと書いたが、要は「とうじ蕎麦」はなかなかのものだったが、水戸の「黄門そば」の方が上じゃあないかと、これは多少身びいきもあっての判断である。

 

 

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塩尻駅。13日に撮影。

 

 リフレーン1

 防衛キャリア30年太田述正

 最大の安全保障はアメリカからの独立                                                                            https://www.ohtan.net/report/pdf/ohtan-blogtitle.pdf

 

 

 リフレーン2

 日本と中国をいつまでも仲違いさせておくことは全欧米諸国の、ここ百年の基本戦略である(藤原正彦管見妄語」162、週刊新潮31号、平成24年から)