豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

高校生

 火曜日の水戸本部からの帰りは不愉快である。バス停留場が高校生の乗る駅だからである。高校生は行儀が悪い。座ると、荷物は横に置く。だから二人で座る席は一人で座っているし、三人がけの席は二人で座っている。今日もそうで、たまたま道路を横切って車をかわしながら、ようやく込み合ったバスに乗り込んだ。二つも三つも高校生が座席にかばんを置いて少ない人数で席を占拠している。立っている乗客も多いが、その多くも高校生で、座席が空けば、もう少し楽に乗れるのに、とむかっ腹になる。その上、焦って乗ったものだから、整理券を取り忘れ、そのこともあっていっそう高校生徒の座席の占拠が腹立たしく感じたのであった。
 しかし、運転士さんがなんのこだわりもなくすっと降ろしてくれた。これで気持ちがなごんだ。よかったよかった。
 古い友人に携帯のメールは使わないのか、と聞いたことがある。手間がかかるから使わないといったような回答だった。パソコンより確かに手間はかかる。インプットがはかどらない。しかしパソコンを持ち歩くよりよほど機能的だ。電話にも使える。人によっては、片手で操作するから、立ったまま送信できる。とくにホームページに投稿できるので、私にとっては電車の中が書斎になる。パソコンを持ち歩くのとの比較だが、なんとも言えない。言えることは、まあ今のところ満足しているということである。