豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

 銃後の備え

 我が家の銃後の備えはほぼ完璧だった。だから外で勝手気ままに仕事ができた。若かった。外のものにはとりあえずすべてにわたって戦いをいどんできた。
 しかしとみに近ごろは若かくなくなった。確かに年とったのである。体もがたがきているのは、昨日の日記に記載したとおりポリープが見つかったみたり、一昨年にはPSA値が高くなったりしてきたことからもあきらかである。我が家の銃後の銃はまあ健在であるが、少し性能が落ちた。そして私が若くなくなってわが家の銃後の備えだけではやっていけなくなった分、ちょっと落ちた性能をどこかで補いたいが、なかなかそれは叶わない状況にあり、けっこう骨身にこたえているのである。
 しかしそれは、過去の自分の行状が影響しているから、身から出た錆なのである。
 あらゆることが、過去の積み重ねの錆なのである。思いを変えれば、未来には錆は落ちるはずなので、修行は、お迎えがくる日まで続くのである。


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