私は失敗した研究者である。その思いは多分、私から抜け出ていくことはあるまい。新しいことを学問の世界に加えることができなかったからである。精一杯やってきたが、成功か失敗かということと、精一杯やったこととは、相関しないのである。
残念ではあるが、それが私の分相応なのである。
四十代まで私は欲求不満の固まりであった。その解消にいろいろなことに手を出した。それがあったから今までもった。今は随筆を天職と思えるところまできた。携帯とブログというツールも得た。正直、こうして文章を紡いでいる時が一番落ち着くし、楽しくもある。今日のような全消去なぞということがあっても、それはそれとしてあきらめもつく。好きなことは辛抱できるのだ。随筆は私の生活そのものになりつつある。
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