豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

紅茶館

 水戸市泉町一丁目の紅茶館は、紅茶とハーブティを提供している。コーヒーはおいてない。だから本当の喫茶店である。
 本日、お茶を楽しんでいるお客の立て込むあいまをぬって店長のお話を聞いた。
「なぜコーヒーでなくて紅茶なのですか」
「子供のとき母がおいしい紅茶をよくのませてくれて、長じてからは一時コーヒーにかわった時期もありますが、二十年前に紅茶のおいしさにあらためて目覚めたのです。その時前のお店の店長になった時期でした。この紅茶館は二店目で、こちらだけで、六年半になります」
「紅茶は何種類ぐらいありますか」
「香り付けしたものも含めれば世界には何百種類とありますが、紅茶館であつかっているのは七十種類で、インド産が一番多く、またブレンドもしています」
「ミルクティーには低温殺菌したジャージー乳を使います。ジャージー乳は脂肪が多く、紅茶によく合い、また色も鮮やかになります。笠間の農場から二日ごとに、搾乳直後の低温殺菌したものを配達してもらってます。低温殺菌ものが脂肪が大きくて紅茶によくあうのです」
「お茶には旬もあるし、摘みとった季節に寄っても違う。もちろん産地によっても違います」
 ティーシニアインストラクターの資格をもつ店長の「先崎きよ子」さんの紅茶に対する愛情が、よく分かるお話を聞いた。お店で働く制服の店員さんと一緒に店内の様子を撮影したかったが、これはダメでした。たくさんの紅茶の缶とやかんにお湯が沸騰していました。この熱いお湯で紅茶を入れてくれることになるのですね。紅茶に関する本もたくさん置いてある。紅茶の入れ方に関する教室も開催していて、先崎さんは大忙しである。ランチメニューやケーキセットもあり、さらに好みのアンティーティーカップを選んで味わうことができる。ポットをカバーで覆って、さあひと時の至福の時間をどうぞ。


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