今日の日本語教師養成講座の内容をごく簡単にまとめておく。
教授法
日本語を日本語だけで教える。その理由は、翻訳は完璧ではないし、語順の問題がついてまわる、聞く読む書く話すができて使いこなせることになるが、翻訳では聞く読むに偏りがちである、などによる。日本語で日本語を教えることを直接法という。
直接法を効率よくおこなうのには、ルールが必要である。ルールはグループ化することで得られる。
文型はAはBである、から始めて、積み重ねていく。そのさい一度に大量の情報を出さない。
授業の組み立ては、まず実物、次いで模型絵など、つぎはジェスチャー、最後は既習の文型の利用の4段階になる。
練習方法は、繰り返し、代入、変形、結合がある。
この後質問が出た。
1.おもしろい
2.世界
3.(歩き)ながら(りんごを食べます)
を説明せよという。
1.二つのほんを用意する。一方はつまらないジェスチャー、一方は感心したジェスチャー。
2.日本地図と世界地図を用意して、世界という。
3.りんごを食べます、歩きます、歩きながらりんごを食べます、とジェスチャーする。
音韻学
音声器官を覚えること。
母音の分類を理解すること。
口唇の形 円唇 お
非円唇 いあえう
口の開き方 広母音 あ 縦方向に広く開く
半狭母音 えお
狭母音 いう
舌の盛り上がり 前舌母音 いえ
奥舌母音 うお
ダニエル・ジョーンズの基本母音図と対比させよ。教科書21ページをみること。
リフレーン
日本は原爆をもとう。
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