豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

もののあはれ、が分からなければ

 太田述正コラムからコピペする(太字、一部赤字)。私はコピペの中に出てくる無料読者の一人で、内心ちょっとばかり肩身が狭い思いをしている(?)が、コラムで勉強させていただいている。「もののあはれ」が分からなければ日本文化は分からないと言われると、さてどうしたものかとは思うが、もうすでに手遅れだろうと諦めている。読者諸氏、氏に啓発されて、「もののあはれ」を感得してみてはいかがか。
 URL(イタリック)と書誌的事項はコピペの直前に載せる。


URL;http://blog.ohtan.net/archives/52163902.html
太田述正コラム#6035(2013.2.18)
<皆さんとディスカッション(続x1814)>

<太田>


 前にも書いたけど、有料読者数は、無料読者数に連動しているってだけのことさ。
 問題は無料読者なんだけど、太田コラムって、要するに、太田という一人の日本人が疑問に思ったことを、(昨今の他の日本人が書いたものは全く役に立たないし、英米のまともな人が書いたものは参考にはなるけど帯に短したすきに長しなんで、彼らの言ってることを取捨選択しつつ、)自分で答えを出そうする悪戦苦闘の軌跡なんだな。
 自分自身じゃ、自分は、そんなに特殊な疑問を抱くような人間じゃないって考えてんだけど、無料読者数が増えないところを見ると、必ずしもそうじゃなさそうだな。
 例えば、昨日の、本居宣長の「もののあはれ」を扱った未公開コラムだ。
 そもそも、どうして、(カタブツとしか思えない)宣長が、よりにもよってあの源氏物語の研究をし、この概念をひねり出したんだろう、って前から抱いていた疑問に一応の解答を出した・・3か月半後に公開するので無料読者は読んでくれたまえ・・んだけど、恐らく、大部分の日本人は、そんな迂遠なハナシ、自分には全く関係ないと思い、だから興味なんてないんだろうな。
 だけど、口幅ったいが、ボクに言わせりゃ、それが分からなけりゃ、日本文化とは何ぞやということはもとより、なんで戦前の日本があんな対外政策を推進したのかだって十分には分からないし、それらが分からなきゃ、戦後の日本についても戦後の米国の世界政策についても、はたまた、現在の日本と中共や韓国等との関係性も十分には分からないのになあ、いや、そんだけじゃない、人間にとって幸せとはなんだといったことすら十分には分からないぞってこと・・つまり、自分の生きている国内外の環境も自分自身のことも一切合財五里霧中のまま漂流し続けていていいのかいってこと・・なんだけどね。


 リフレーン
 集団的自衛権の行使を首相に決断させよう
 http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html


 リフレーン2
 日本と中国をいつまでも仲違いさせておくことは全欧米諸国の、ここ百年の基本戦略である(藤原正彦管見妄語」162、週刊新潮31号、平成24年から)