豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

米朝首脳会談は北朝鮮の敗戦処理の始まり

「経済コラムマガジン」からのコピペである。6月25日号の課題から数行をコピペした。URLからたどっていただきたい。
「米中の通商摩擦問題の新局面」が全体の課題名である。「トランプ大統領の『罠』?」が中見出しである。赤字で示した部分が私が注目した部分である。私は、米朝首脳会談は習・金コンビの一方的勝利だったと考えていたが、そう受け取らない人もいたのである。


http://adpweb.com/eco/eco991.html
米中の通商摩擦問題の新局面


トランプ大統領の「罠」?

米朝主脳会談に続き、米国の対中貿易制裁が現実のものとなりつつある。トランプ大統領を中心にし、世界の政治や通商が大きく動き出している。今週は予定を変更しこれらを取上げる。


本誌で言って来た通り、これらの今後の動きを予想するには事態の大きな流れを掴むことが必要と筆者は思っている。米朝関係では、今回の首脳会談は「北朝鮮敗戦処理」の始まりと筆者は認識する。ただ敗戦が北朝鮮にとって一方的に不幸なことではない。むしろ「負けるが勝ち」という言葉があるように、今は北朝鮮にとって負け方が良いと思われる。やり方によって体制が保証されるだけでなく、経済が上向けば金正恩政権にとって「負けること」は決して悪いことではない。

たしかに北朝鮮という国が信用されていないことを筆者は承知している。今回も米国を始め世界中が北朝鮮にまた騙されるという観測がある。筆者は、北朝鮮がまた欺くかは、次のステップを見て判断しても良いと思っている。金正恩委員長という指導者は、何が「損」で何が「得」か理解していると筆者は思っている。この損得さえ判っていれば、非核化がベストの選択だと気付くはずと筆者はやや楽観的に見ている。


 リフレーン1
 防衛キャリア30年太田述正  
 最大の安全保障はアメからの独立                                                                            https://www.ohtan.net/blog
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 リフレーン2
 日本と中国をいつまでも仲違いさせておくことは全欧米諸国の、ここ百年の基本戦略である(藤原正彦管見妄語」162、週刊新潮31号、平成24年から)