豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

サッカー

 サッカーは団体競技のように見えるが、個人競技の要素が多い。ドリブルで守りの選手を出し抜いてゴールすることも可能である。逆にそれこそがサッカーの醍醐味のように私には思われる。
 UAEとの対戦を見た。日本人選手は、ボールをもつのが怖いのだろうと思う。だから自分のところにくると、長い時間もっているのが怖くてすぐパスしてしまう。これじゃ面白くない。でもって、結局はパスをとられて攻撃される。フォーメーションで攻撃すれば、その攻撃ボールをとられれば、守備は手薄になってるから、カウンターを受ける。ドリブルで攻撃すれば、ボールをとられても、守備陣は残ってるから、カウンターを怖がる必要がない。
 日本チームは、ボールをもっと長い時間個人がキープする訓練をせよ。私はそのことを主張する。
 対して野球は、長嶋、王の時代をみても明らかなように、個人プレーのように見える。果たしてそうか。そんなことはないと考える。王のホームランだけで決まるもんじゃない。連打の末の一発だからきくので、塁をにぎやかにすることこそが、攻撃の醍醐味である。ローズが昨夜はいいところで三振した。追いつきそうなところ、2点差になったところでホームラン狙いで三振した。そう見た。あそこはとにかく塁にでることを狙うところである。三振などは論外で、まずはボールに当てなくてはならないところだった。
 野球こそ団体競技なのである。