豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

安部譲二に賛成

 昨日の産経新聞の『断』に安部譲二が『敢えて世論に逆らう』と題して「体罰」について書いている。駒大苫小牧高校野球部顧問の野球部員生徒への体罰問題がマスコミで話題になったが、体罰問題について、指導者は体罰を信念に基づいてやらなければいけないときがある、と述べている。
 体罰が悪いという立場でマスコミは報じていたが、どうもしっくりこなかった。叱るときは体罰もやむを得ないと思うが、それを書くことがはばかられる雰囲気がある。それを、安部氏は、体罰を加えることを躊躇わない(ためらわない)、とまで書いてくれている。賛成である。
 だが私は臆病者だから、体罰など与えられない。体罰を加えなければならない生徒を合法的に退部させる方法を探るだろう。本人にとってはどちらがいいのか。
 体罰で生徒に分からせる方が生徒のためになるような気がするが、報道では、体罰を受けた生徒の父親までもが、学校側に謝罪を求めていて、学校側は謝罪した。ってことは、なんとしても体罰はだめということだろう。
 外の部員や、その親はどう考えているのか。今の論調では、なにも言えないのだろうし言わないな。だから、優勝は取り消されなかった。顧問が多少の不利益をこうむることで手打ちした。この顧問、いずれ元の身分給与に戻してもらえるだろう。夏の大会に連続優勝させた顧問なんだから。