豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

写真はモノクロ

「写真はモノクロ」との思いを強く感じた。
『日本の子ども60年』(新潮社)を買ってその思いを強く感じた。表表紙の泣き顔の女の子を見て、強く感じた。なんとも引き込まれる泣き顔である。
 写真、とくにカラー写真が生まれて、真を写せることになったら、絵画は意味を無くすかと思いきや、同じところを描写しても絵のほうが迫力がある。やはり人の目と同じ目で見てるからか。写真は人の目とは違い、あるところを取り出して見たりはしない。で平板に写る。
 モノクロームは、被写体が白黒の世界だからすでにして非日常である。だからかえって迫力がある。想像力をかきたてられる。
 モノクロームのなかにカラーが出てくる。たしかに美しいが、迫力に欠ける。写真はモノクロがいい。


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