豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

帽子

 また帽子をなくした。原因は分かった。この「はてな」である。
 電車に乗ったときや乗る前の時間に「はてな」に入力する。その時めがねをはずす。帽子にめがねのつるがひっかかるので、帽子をぬぐ。かばんの上や体のとなりに置く。「はてな」が終わったときには、帽子のことは忘れ去っている。
 多分、座ったベンチに忘れたのだ。帰りに荒川沖駅で落し物に帽子が届いてないかたずねたが、なかった。帽子の電車関連での忘れ物、二度目。その昔、マフラーをデニーズに忘れてから、忘れ物がぐんと増えた。忘れられたものが、とても哀れである。かわいそうだ。私もかわいそうだ。


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