言語学3、4は、敬語やピジンなど、なかなか興味深い内容であった。
敬語は最近は「待遇表現」と呼ぶことが多い。相手や周囲の人と、自らとの人間関係・社会関係についての気持ちの在り方を表現するものである。
尊敬語、謙譲語1、謙譲語2、丁寧語、美化語に分類される。
あげる、という言葉は美化語になりつつある。
日本語では一般に相対敬語であるが、一部地域に絶対敬語も使われている。
ポライトネス・ストラテジーは、フェイス(面子、顔)をまっとうしたいという欲求がある。それは二つあり、ネガティブ・フェイス、ポジティブ・フェイスという。フェイスを脅かす行為をFTAという。これをできるだけ避けようとすることをポライトネス・ストラテジーという。敬語もその一つである。
ポライトネス・ストラテジーには二つある。
ネガティブ・ポライトネスはネガティブ・フェイスを避けようとする。「お口に合わないかもしれませんが」
ポジティブ・ポライトネスはポジティブ・フェイスを脅かすことを避けようとする。「どうぞ、主人をよろしくお願いします」
協調の原理
量の公理:情報は多すぎても少なすぎてもいけない。
質の公理:真実でないことを言ってはいけない。
関連性の公理:関係のあることを話す。
様態の公理:順序だてて話す。
社会言語学4は、地域的変異について学んだ。その基本は言語と方言を区別する方法はないということである。両者は連続体として存在している。
標準語は、地域・国家において規範となる言語として、公用文や学校、放送、新聞などで広く用いられているものである。
共通語:リンガ・フランカ
現実に話され、書かれている言葉である。
公用語
国、地域の公の目的、特に政府の媒体として用いられる言語。カナダの二言語公用語政策と教育の「イマージョン・プログラム」は有名のようだ。
ピジンとクレオール
大きく異なる言語を話す人同士が交流を持つようになってできた混成語。「チヌーク・ジャーゴン」がよく知られている。母語話者を持つにいたったものはクレオールと呼ぶ。「トク・ピジン」は覚えておくこと。
リフレーン
日本は原爆をもとう。
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