豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

言語学は言語の起源を扱わない

 つぎに述べる一条は、言語学史においてしぱしば言及されることがらとして、言語学者にはなじみの深い挿話((ルビ)そうわ)である。すなわち、フランスの<パリ言語学会>が設立されたのは、一八六六年であるが、この有名な学会は、言語の起源に関する論文をいっさい採択しない旨、その発足にあたって決議しているのである。こんにちでも言語の起源をその専門とする人は、言語学者のうちにはいない。
(『日本語の歴史1』(平凡社、第一章の三十五ページ、三行めから)


 リフレーン
 集団的自衛権の行使を首相に決断させよう
 http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html


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