豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

安倍談話は村山談話よりもひどいのよ。(太田)

 太田述正コラムからのコピペ(太字一部赤字)である。コラムのURL(イタリック)と書誌的事項はコピペの直前に置く。


URL;http://blog.ohtan.net/archives/52229781.html
太田述正コラム#7861(2015.8.21)
<皆さんとディスカッション(続x2726)>

<太田>

 それでは、その他の記事の紹介です。

 首相談話に対する3人の識者(うち一人はアメちゃん)の言だ。
 「犯人」の北岡伸一の言だけを取り上げる。↓

 <私に言わせれば、だから、安倍談話は村山談話よりもひどいのよ。(太田)↓>
 「・・・私は村山富市首相談話に反対ではない。だが、それほどいいとも考えていない。「遠くない過去の一時期」ではいつのことなのか分からない。なぜそういうことになったかについても述べられていない。閣内のコンセンサスも不十分だった。いずれも安倍談話の方が優れている。
 <阪神大震災はともかく、「非武装中立論」(吉田ドクトリン左派)の方が、まだ、「独立」志向だっただけ、「米事大主義」(吉田ドクトリン右派)よりか、評価すべきだよ。(太田)↓>
 謝罪を言うなら、村山さんは、首相になるや否や従来の非武装中立論を放棄したことについて、また、阪神大震災の初動の遅れで被害が広がったことについて、有権者や国民に謝罪したのだろうか。
 <だから、どーしょーもない談話なんだよ。(太田)↓>
 安倍談話の欠点として、主語が一人称でないことが指摘される。しかし、談話の中には「日本は」と書いている。日本が加害者側であるのは文脈からも明らかだ。・・・
 <理由が不明確な謝罪よりも、理由を明確にした今次謝罪の方が重い。(太田)↓>
 外交上の謝罪とは重いもので、道徳的劣位を認めることになる。
 
<だったら、報告書で、(今次談話じゃ、)もう謝罪する必要はない、と書くべきだっただろうが。(太田)↓>

 中国への公式謝罪は「四つの基本文書」(1972年の日中共同声明、78年の日中平和友好条約、98年の日中共同宣言、2008年の戦略的互恵関係の包括的推進に関する日中共同声明)で終わっている。韓国とも、65年の日韓基本条約と98年の日韓共同宣言で済んでいる。本当に被害を受けた人々には謝罪するとしても、公式謝罪後は、対等の立場で未来をつくることに努めるべきだろう。謝罪し続けることには私も反対だ。
 <冗談だろ?(太田)↓>
 強いて言えば、歴代内閣の立場を首相自身の言葉で引き継いでほしかったし、朝鮮統治について、もう少し踏み込んでもよかった。今後、「慰安婦」問題の解決に日韓双方が努力することは重要だ。
 <歪曲してた安倍チャンの史観を、お前達がよってたかって、更に歪曲させたんだよ。喝!(太田)↓>
 安倍首相のイメージと談話に差がある理由の一つに、在野時代とは立場が違うということが挙げられると思う。米大統領選の共和党候補が次第に右から中道に寄ってくるのと同じだ。信念が変わったのではなく、勉強して理解を深めたという印象も持った。・・・
http://mainichi.jp/shimen/news/20150821ddm004070041000c.html


 リフレーン
 集団的自衛権行使を首相に決断させよう
 http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html


 リフレーン2
 日本と中国をいつまでも仲違いさせておくことは全欧米諸国の、ここ百年の基本戦略である(藤原正彦管見妄語」162、週刊新潮31号、平成24年から)