太田述正コラムからコピペ(太字一部赤字)する。コラムのURL(イタリック)と書誌的事項はコピペの直前に置く。
「戦後の日本が国家主権を毀損された状態にあること」、つまり「戦後の日本が米国の属国状況にあること」、をやめるには、「集団的自衛権を全面的に解禁することである」、と太田さんは言っているのである。
URL;http://blog.ohtan.net/archives/52243648.html
太田述正コラム#8198(2016.2.5)
<矢部宏治『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』を読む(その15)>(2016.5.22公開)
「いったいどうすれば国家主権をとりもどし、正常な国にもどれるかという問題を[は]、さまざまなきり口から検討していっても、最後は必ず憲法の問題に収斂していくことになるのです。
沖縄や福島で起きている重大な人権侵害を、どうすれば食い止められるかという問題も同じです。」(155)
([ ]の意味;管理人の注釈、赤字の部分を「……問題は、……最後は……」というように読んでください)
⇒日本の憲法に規範性なし、との私の主張からすれば、戦後日本における国家主権の毀損、換言すれば、日本の米属国状況は、憲法の文言の問題ではなく、せいぜい、政府憲法解釈の問題、より端的に言えば集団的自衛権の全面的解禁か否か、「に収斂していく」、ということになります。
それはさておき、「人権」という言葉を排斥する私の立場に立とうと立つまいと、沖縄や福島で起きている「問題」・・沖縄と福島の「問題」の性格は相当異なる・・に、憲法の文言ないし憲法解釈が深くかかわっていることは、矢部の言う通りでしょうね。(太田)
リフレーン
防衛キャリア30年大田述正
最大の安全保障はアメリカからの独立
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リフレーン2
日本と中国をいつまでも仲違いさせておくことは全欧米諸国の、ここ百年の基本戦略である(藤原正彦「管見妄語」162、週刊新潮31号、平成24年から)