豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

リチウム電池はトップをいっている

 太田述正コラムからコピペである。コピペの出発点と最終点は紫色で示し、注目してもらいたい部分は赤字で示した。 
 コラムのURL(イタリック)と書誌的事項はコピペの直前に置く。


 どこからどこまでコピペしていいのか分からないでベタ一面コピペしてしまった。ご寛恕を乞う。


URL;http://blog.ohtan.net/archives/52256650.html

太田述正コラム#8972(2017.3.15)
<皆さんとディスカッション(続x3282)>
<K.K>
≫電池は「使い捨ての一次電池か、充電再使用する二次電池か」「水系電解液か、非水系勇気電解液か」によって4つに分類されます。≪(コラム#8968)  「全固体リチウム二次電池」というものが研究室レベルでは存在しています。有機溶媒を用いたリチウムイオン電池は、発火の危険性があるのはご存知だと思いますが、固体電解質を用いれば安全性が高まります。
「高い安全性と信頼性を実現した小型全固体リチウム二次電池を開発」
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2017/pr20170201/pr20170201.html

≫同電池に係る技術では日本企業が依然先端を走っているのか(今日頭条記事は単なる褒め殺しなのか)、等、詳しい人がいたら、教えてください。≪(コラム#8968。太田)

 (専門ではありませんが。)
・固体電解質を用いたリチウムイオン電池が製品化されれば、安全性の面から、有機溶媒を用いたリチウムイオン電池は置き換えられる可能性が高いです。
中南米のリチウム生産は、天日干しで産出されていますので、年生産量に上限があります。結果、EVが普及したとしても、電池の需要をすべてリチウムイオン電池で賄えるかは疑問です。入手が容易な元素(ナトリウム、マグネシウム、アルミニウム)を用いた二次電池が製品化されれば、リチウムイオン電池は置き換えられる可能性があります。
「巨大なため池に地下水をくみ上げて天日干しにするだけでリチウムを産出できる南米チリのアタカマ塩湖」
https://gigazine.net/news/20170111-chile-lithium-pond/

 以上2点から、「全固体リチウム二次電池」を含めた「次世代二次電池」に関して日本企業が先端を走っているかという問であれば、特許出願数から判断すると、先端を走っていると言えると思います。
 ただし、論文発表件数では、中国と米国の割合が高いので、中国と米国が追い上げていると言えると思います。
 「平成25年度 特許出願技術動向調査−次世代二次電池−」
・特許出願比率(2002~2011年)
全固体二次電池:60.4%、空気電池:39.2%、ナトリウムイオン電池:79.3%、多価イオン電池:55.7%、硫黄系電池:20.9%(1位は韓国の28.9%)、有機系電池:66.4%
・「学術論文に基づく研究開発動向として特筆すべきは、日本の論文発表数の占める割合が特許と比較して低い点である。」 https://www.jpo.go.jp/shiryou/pdf/gidou-houkoku/25_jisedai_battery.pdf

<太田>

 サンキュー。  本件に関する、私の他の疑問にも誰か答えてくれないかしら。


 リフレーン
 防衛キャリア30年大田述正
 最大の安全保障はアメリカからの独立
 http://blog.ohtan.net
(皆さんとディスカッションをクリックしてください)


 リフレーン2
 日本と中国をいつまでも仲違いさせておくことは全欧米諸国の、ここ百年の基本戦略である(藤原正彦管見妄語」162、週刊新潮31号、平成24年から)