豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

北朝鮮が核保有国になってもトランプが北朝鮮を攻撃しても

 太田述正コラムからのコピペである。コピペの出発点と最終点は紫色で示し、注目してもらいたい部分は赤字で示した。コラムのURL(イタリック)と書誌的事項はコピペの直前に置く。


 途中略を書かないですむようにトップからコピペした。「何度も言っているように、」の後の「そうなっても」は「中国指導部は北朝鮮の核保有を現実として受け止める方向だ」を受けるものだと考えた。


URL;http://blog.ohtan.net/archives/52266992.html
太田述正コラム#9502(2017.12.5)
<皆さんとディスカッション(続x3547)>
<太田>(ツイッターより)

 「…女性宮家の創設について「するべきだ」との賛成意見が61.3%に上り、「必要はない」の26.0%を大きく上回った。 …「森友学園」への国有地の売却額算定がずさんだったと指摘した会計検査院報告を踏まえた安倍晋三首相の説明について75.0%が不十分と回答した。 …」
 珍しく私見と同じ。
https://mainichi.jp/articles/20171204/k00/00m/010/061000c

「…英サンデー・タイムズは、中国指導部は北朝鮮の核保有を現実として受け止める方向だと報じた。…北京のシンクタンクである清華−カーネギーグローバル政策センターの趙通研究員<は、>…北朝鮮との貿易を全て中断し、北朝鮮が崩壊する可能性の方をより懸念…。
それは数百万人の難民が国境を越えることや、米国の軍事力が中国との国境に配備されることを意味するから…と分析…。
北朝鮮の核保有が核拡散につながる懸念について、同紙は「中国は北朝鮮が核保有国の地位を得れば、核技術を拡散させ、国際社会の報復を招くようなことはしないとみている」とした。」
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/12/05/2017120500764.html
最後の文章が、研究員の言なのか、英タイムス記者の見解なのかはっきりしないが、全体として、恐らく、中共当局の意向を反映してると思われる。
何度も指摘しているように、そうなっても、また、トランプが対北攻撃を行っても、どっちも日本の(核を含む)再軍備/独立、につながるわけで、ウハウハさ。

<工藤>(同上)

 ありゃ?これだと米国はますます実力行使にでるぞ。
 米国のとるべき選択肢は、中国に北朝鮮のそのまた半分を渡して保護区にして、中国の管理下に置かせる譲歩をして、とにかく、金正恩体制を崩壊させてしまうこと。
 金正恩体制のままで核を譲歩することはないと思う。

<太田>(同上)

 太田コラム読んでないな。トランプが北を武力攻撃したら、習ちゃんは、中北条約を援用し中共軍を北「支援」のために北に入れ、北全体を属国化するつもりさ。
 南は既に属国化プロセスに入っているが、それも加速化されることになり、米軍が南から追い出された後、朝鮮半島全体が中共の属国になるんだよ。

<工藤>(同上)

 なんすか。本人が言うとは驚いた。
 しかしねえ。中国もまだ、米国と妥協しつつ経済発展したいでしょう。そして米国は米国で軍人を、中国と衝突するかたちで死なせたくない。両者の妥協点が、左傾化した資本主義韓国の維持と、緩衝地帯への中国軍駐留というふうになる。とにかく、米国も大幅譲歩はないでしょう。

<太田>

 米中間は、MAD体制が確立してる・・その上、経済的相互依存関係にある・・から相互に戦争なぞできない以上、朝鮮半島じゃ中共側の意思が通るさ。  トランプとしちゃ、日本や(大きな戦争被害を被る)韓国なんかどうなろうと知ったこっちゃないんで、北の対CONUS核能力さえ根絶できりゃそれで満足するぜ。
 リフレーン
 防衛キャリア30年大田述正
 最大の安全保障はアメリカからの独立
 http://blog.ohtan.net
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 リフレーン2
 日本と中国をいつまでも仲違いさせておくことは全欧米諸国の、ここ百年の基本戦略である(藤原正彦管見妄語」162、週刊新潮31号、平成24年から)