豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

 誰もが言っている

 だから「断」はいい。すでに誰もが言ってるかもしれないことを、悠然と述べてくれる。
 カタカナ表記のことである。昨日の産経新聞の「断」がそのことを書いてくれている。切り抜きを家においてきたので例をほとんど示せないが、例えばコンプライアンスなぞというカタカナ語が不要だとあった。ほかにも日ごろ私には分からない言葉がたくさんあったが、分からないだけに思い出せない。後で切り抜きを見ながら追加するちもりである。
 切り抜きを改めて見れば、グローバリズム、ブログ、ロハス、セルフ・メディケーション、インセンティブ、セレディピティ、アフィーリアイト、ナノテク、TOBCSR、コンテンツなどが出てきていた。「グローバリズム、ブログくらいならまだいい。よくないか」などといやみを述べている。ここに出てこなかった言葉で私が気になっている、できればほかの言葉に替えてもらいたいものは、タスクフォースという言葉である。プロジェクトの同義語らしいと推測したが、それならプロジェクトを使ってもらいたい。わざわざ分かりにくい言葉を使わないでくれ。
 さて誰もが言うということを説明する。
 おそらく世の中のできごとに何か多少でももの申したいご仁であれば誰でも昨日の「断」に出ていたカタカナ語などに対しては、同じことを考えているに違いない。誰もが言っていると私が述べる謂いはこれである。


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