養老孟司が『週刊文春』平成二十三年四月七日号で述べている。「阿川佐和子のこの人にあいたい」の中で、阿川佐和子が「日本はリスクマネジメントがなさすぎる」と発言したのに、次のように答えている。
「それは、原発の問題が政治問題化してしまったからだと思っています。僕は、何事にしろ政治問題化することがいちばんよくない、っていう意見なんですよ」。
そのあとで、政治問題化すると、技術の問題が話し合われなくなってしまう。原発は政治問題ではなく、技術の問題なのである、と述べている。
政治問題化してしまった最大の例が「成田空港」だろうと私は考えている。政治問題化するところのことは、おそらく利権が絡んでいると想像している。典拠を示せと言われても困る。成田だって誰かが儲かるから造ったのだろうと思っている。
養老孟司は文章が下手だと感じていた。文章じゃないせいか、この対談はなかなかおもしろく読めた。
リフレーン
集団的自衛権の行使を首相に決断させよう
http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html
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