豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

「ので」、「から」、「て」

 10月25日の講義のまとめである。理由を表す表現の使い分けである。


「から」は、活用形の形にとらわれずに接続し、文末にも制限がない。働き方としては、話し手の主張が明確に示されやすい、という特徴がある。
「ので」は、「から」に比べて丁寧で婉曲な表現であり、活用形にとらわれずに接続するが、文末は制限がある。命令、禁止、勧誘などには使えない。
「て」は、つながらない形のものが多く、文末もつながらない表現が多い。
 二つの理由を並べる場合は、「〜ので、〜ので」、「〜から、〜から」は避ける。「〜て、〜ので/〜」の方が、「〜から/〜ので、〜て」より落ち着いた文になる。

「て」
  ①動作の連結
  ②手段 
   ラジオを聞いて勉強する;ラジオを聞くことで勉強する
  ③ながら
   ラジオを聞いて勉強する;ラジオを聞きながら勉強する
  ④対比、並列
   兄は東京へ行って、弟は大阪へ行った
  ⑤付言;自分の好意に対して前置きで述べる
   はっきり言って、今回の作品はできが悪い
  このように、「て」は、ふたつの動作をつなげているだけなので、いろいろな解釈ができる。「から」「ので」は理由という意味がはっきりしている。「て」は理由としては制限がある。 



 リフレーン
 集団的自衛権の行使を首相に決断させよう
 http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html


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