豊丘時竹の続続「平素の戯言」

エッセイでもコラムでも随筆でもなく、ミセラニーです。

野田前首相べた褒め

 太田述正コラムからコピペする(太字)。コラムの直前にコラムの書誌的事項とURL(イタリック)を載せる。
 氏は、野田前首相が、安全保障を飛躍的に前進させ、消費増税を成し遂げたことを、高く評価している。


URL;http://blog.ohtan.net/archives/52158836.html
太田述正コラム#5929(2012.12.27)
<皆さんとディスカッション(続x1762)

<太田>


 キミに逆に聞くが、あの時期に野田前首相が衆院を解散することを予想できた人間がどれだけいた?
 野田前首相だろうが誰だろうが、民主党に壊滅的敗北をもたらすことが必至であるところの自殺的解散は回避しようとするだろう、と思うのが「現実<から>目を背け<ない>」ってことだろ。
 ところが、野田前首相のやったことは、常識を覆すものだった。
 衆参同一選挙まで引き延ばしたとしても、民主党は大幅に議席を減らすであろうところ、仮に民主党衆院過半数議席がとれても参院では依然少数与党のままで政局の混乱は続くだろうし、過半数を切って比較第一党になった場合は自民党が連立を組んでくれる保証はないし、仮に組んでくれたとしても、民主党内に反野田分子をたくさん抱えている状況で、(自民党タカ派ぶりにも依然疑問符がつくときてるんだから、)集団的自衛権の解禁等はとても政治日程に上らせることはできない、と彼は踏んだんだろな。
 大体からして、昨今、日本の政治家には碌な奴がいないというのも「現実<から>目を背け<ない>」者にとって常識であるところ、こんなに桁外れにスゴイ政治家が日本にもいたってのは、それまでさんざ野田前首相を持ち上げてきたボクにとってすら衝撃だったわさ。


 こういうことを頭に入れた上で、以下の記事を噛みしめてみな。
 日本の安全保障政策を飛躍的に前進させ、消費税増税も成し遂げ、その上で、躍進させた維新のにらみの下での自民党の政権復帰(安倍の首相復帰)を目論見通りに成し遂げた野田前首相が、どれだけの感慨と満足感をもって首相としての最後の日を迎えたのか、分かるよな。↓


 「首相指名選挙が行われる直前、たった一人で衆院本会議場の自席に座った野田首相
 首相官邸から早めに到着した。」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20121226-OYT1T01192.htm?from=ylis


 リフレーン
 集団的自衛権の行使を首相に決断させよう
 http://blog.ohtan.net/archives/52004075.html


 リフレーン2
 日本と中国をいつまでも仲違いさせておくことは全欧米諸国の、ここ百年の基本戦略である(藤原正彦管見妄語」162、週刊新潮31号、平成24年から)